全てのギターとベースは木材からできており、気温や湿度によって変化します。
これらの楽器は機械と同様であり、他の機械と同じく、最大のパフォーマンスとプレイアビリティを引き出すためには定期的なメンテナンスや調整が必要です。
これがそれぞれの楽器に、複数の調整ポイントがある理由です。
ご自身のギターやベースの様々な調整ポイントを知っておくことは非常に重要で、トラスロッドやティルトアジャスト、サドル調整、イントネーションなど、これらの機能はとても大切な役割を担っています。
あなたの楽器は空気中の水分(湿気)を吸収し、気温や湿度の中で膨張や伸縮をします。
この現象は以下の例がわかりやすいでしょう。
あなたの楽器が既にチューンアップされているとしましょう。そしてそれを夏の暑い時期にどこかエアコンの効いた場所へ運ぶとします。楽器をケースから取り出し、室温と同じ温度まで楽器をクールダウンさせると、木が伸縮し、弦のテンションが弱くなることでピッチが劇的に落ちてしまいます。この場合は早急な調整は必要ありませんが、これらの変化に対応させるために、季節ごとの調整が必要です。
また、弦のゲージや素材を変える際は、それらもネックにかかるテンションに影響を及ぼすので、それらに合わせてネック調整も欠かさないようにしましょう。
また新品の楽器でも「安定するまでの期間」があるのは珍しくありません。それには木が動かなくなるまで調整を行う必要があります(季節的な調整が必要なことは覚えておいてください)。もしご自身で調整を行う際は、私たちのセットアップガイドのページから、詳細なセットアップ方法をチェックしてみてください。
もしご自身での調整がうまくいかない場合は、半年に1度はお近くの正規フェンダー取扱店へお持ち込みください。
ご自身でセットアップや調整をされる際はご自身の責任にてご調整ください。保証対応としてセットアップを弊社ですることはございません。