自分のメキシコ製モデルがいつ製造されたかを知るにはどうしたらよいですか？

おおよそのメキシコ製フェンダーの製造時期を調べてみましょう。

フェンダーは、1990年にメキシコのエンセナダ工場にて楽器を生産し始めました。1990年から2000年の間に製造された楽器は、メキシコ製を意味する「M」と1990年代を意味する「N」の頭文字にてシリアル番号を構成しています。

常に製造に関する移行期がある為、これらの番号は各製造年に対して重複していることが良く有ります。ネックが製造された数年後にシリアル番号が刻印され、それらのネックが工場にてストックされ翌年度以降にギターとして組み立てられることもあるからです。

1999年末には、シリアル番号は 最初の2桁は"MN"から "MZ"に移行しました "M"はメキシコを意味し、 "Z"は2000年代を意味します。

2009年末には、最初に２桁として数字「10」を使用し、その後にスペースと7桁の数字を使用する新しいシリアル番号方式が採用されました。 「10」という2桁は、新しいミレニアムの最初の20年の年を特定するためにデザインされたもので、楽器のデカールには表示されていますが、Fenderのオペレーティングシステムには取り込まれませんでした。 実際にデータベースには7桁のサフィックスしか入力されていません。 これらの通し番号は、原産国を特定しませんでした。 その代わりに、楽器の原産国は、シリアル番号の近くのヘッドストックの裏面のデカールに表示されています。

上記のシリアル番号ナンバリング方式は短期間で終わり、製造国と製造年が判別できるシリアル番号方式に直ぐに切り替わりました。

新しいシリアル番号方式は「MX」から始まり、8桁の数字が続きます。最初の数字の2桁は製造年を意味します。(例：10 は 2010年, 11 は 2011年). 続く6桁はユニット識別番号ですが、これらの最後の6つの番号は特に決まった順番ではなく、楽器に関する他の識別情報は提供しません。 この新しい方式は、メキシコで製造されたFenderの大半の楽器で使用されていますが、例外が存在することがあります。

EXCEPTIONS（例外）

Jim Root Telecaster, James Burton Standard Telecaster, Buddy Guy Stratocaster (ポルカ ドット モデル), Robert Cray Stratocaster と Jimmie Vaughan Stratocaster は「MSN」から始まるシリアル番号を使用しています。 注：2010年10月に、いくつかのアーティストモデルが新しい「MX10」ナンバリング方式に切り替わりました。 

Ritchie Blackmore Stratocaster と Duff McKagan P Bass は「MSZ」から始まります。

Reggie Hamilton と Frank Bello Jazz basses は2010年前から「MX」ナンバリング方式を採用しています。

1997年から1998年製のCalifornia Seriesのギターとベースは「AMXN」から始まり、 アメリカ製かメキシコ製で同一のシリアル番号ナンバリングを採用しています。